「あ、じゃあ、天知さんは今日はもう上がっていいよ」
「はい。わかりました」
時計を見ると夜の9時を回っていた。
もう少しやっても大丈夫だし、今日は、バイトの人が少なくて大変だろうから
「私も手伝います」
って言ったら
「ありがとう、優しいな」
って微笑みかけてくれた。
私って幸せ者だな
なんて思ったりした。
それから3時間くらいがたって、私は変えることにした。
「送ってくよ」
店長が言ってくれた言葉。
嬉しくてうれしくて。