「ちょっと待ってください。」

神崎プロデューサーが立ち上がった。

「フラワーガールズをこのまま解散させるのは、とてももったいない事です。
 スキャンダルがあったとしても、こっちは何も悪くない事でした。
 なので、フラワーガールズには少し休んでもらい、3ヶ月後にまたこの場所でライブをする、どうでしょうか?」

会場のファン達がいっきに声をあげた。

「さんせーい!!」

「そうだそうだー!」

そして神崎プロデューサーがメンバーに言った。

「みんな今までよく頑張ってくれた。
 お前らはすごく才能に溢れている。
 そんなお前らを見捨てる訳にはいかない。
 少しの謹慎はあると思うが、それを耐えてまたこの会場に立とう。」