あの日…どうして逢ってあげなかったんだろう


そんな事を思っていたらふいに涙が出た。


クリスマスなんだから笑わなきゃなのに…


そう思っていても涙が止まんない


私は周りの目なんか気にせずに道のど真ん中で


泣いてしまった。


そんな時だった…


「愛美ちゃん…??」


えっ…誰が愛の名前呼んでるの…??


そう思いながら振り向くとあの人が立っていた。


「あれ…さっきの??」


「おん★さっきの喫茶店の奴やで!!」


その人はそう言って愛に笑顔を見せてくれた。


「大丈夫か?てか愛ちゃんクリスマスなんやから


笑わなあかんで…??」


「あっ…そうですよね…」


頭では分かっていても言葉では返事を出来ても


涙はとまってくれない。


まるで止まることを忘れてしまったかのように…


今まで頑張っていた何かが切れてしまったかのように