「今からちょっと付き合え」

寿麻の腕を掴んで
引っ張って行った


寿麻はなにがなんやら
少しパニックになりながら

「いったい、何処まで行くんですか?痛いです。」


それを聞いて龍は

腕を離した。

それとすぐ

「今からお祖父様、学長のところに行ったもらう。」

えっ?
寿麻パニック?

「なんで、なんで私が学長の所に行かなくちゃいけないんですか?何かしましたか?」


寿麻は
頭なの中がぐちゃぐちゃ

『昨日、盗み聞きしちゃったから?
それとも…学力無さすぎて退学?』



「お前、かなり可笑しな顔してるぞ!
ブサイクがよけいブサイクになる!」


「しっ!失礼な!!
そりゃブサイクかもしれませんが
いったいなんなんですか、学長の所に行く理由を教えてください」


「お前、今から俺の恋人になれ!!
こんなにカッコいい俺の彼女になれるんだ!
ありがたく思え!」


『???』