尾川は、誰に対しても優しかった。

それに・・・・・

教室での囁きに、確かに
ときめいてしまった自分がいる。

それに悔しくて・・・

嫌ってきた男子からの告白??

あり得ないよ・・・

また、明日もどうしても会うことを思うと
返事をださなければならなかった。


私は・・・・・


決めた。


私の心の中に、

<尾川 孔>という存在を

作ろうと・・・・