10分間へアアレンジをすることによって遅刻が楽々と出来る時間に達した。
でも、遅刻になれていなかった私の足は勝手に靴をはいた。
玄関を開けると・・・・「尾川っ!?」そこには尾川が当たり前のように手を振ってきた。
「おーっおはよっ濱田」
「な・・んで・・・学校・・行か・・ない・・・の?」私は聞くのが当たり前のように聞いた。
だって、普通聞くでしょ。
家の前に同クラ男子がいて、遅刻してる時間なのに学校にいかないなんて・・・
「だって、お前が出てこないから。」
えっ・・・?
「私が出てこないとなんで学校行けない・・・の?」
「え?だって俺さ「だって何よっ騙してたんでしょ?騙してたのに・・・」
話をさえぎったことに謝らなきゃという気持ちとそんな小さなことを考えている暇はないという気持ちがミキサー力MAXでまぜた苺と牛乳みたいに入り交ざった。
ぎゅっ・・・と尾川が私の肩をたぐりよせた。
「尾川・・?」
「ごめん。本当にごめん。」
尾川・・・・。