学校へは、ゆっくり歩いていった。
教室に着くと、私は唯にあった。
唯は、見るからにいつもどうりでない私を見て、何も言わなかった。
教室に入ると、窓際にいつもいる尾川の姿がなかった。

唯は、じっと窓際わ見つめる私に対して・・・
「もしかして、尾川のこと気になってんのー?」

無神経だ・・・・
何も知らないから言っているのかもしれない。
けれど、私は初めて唯にイラついた。


「尾川なら、2階の図書室近くにいたよ?」
ふふっ「まだ、いるんじゃないかなぁ?」・・・と、唯は言った。
、が私は行きたくなかった。

けど、唯は私を2階の図書室前に連行した。

「ちょっ・・ちょっと」

そんな声も届かず、力の強い唯にひきづられて図書室前まで連れてこさされた。
この時も、私は唯にイラついた。

「あっ尾川きたよっ」

唯は私の背中をポンと押し、「ガンバレ」と言って走って教室に戻っていった。

尾川は私に気づかず、第2図書室へと入っていった。

私は、第2図書室に耳をよせた。

・・・
そこには、誰かいるようだった。


そして、信じられない言葉が放たれた。


「はいっ孔ゲームオーバーーーッ!!」