どのくらい走ったのだろう…

辺りは真っ暗になっている。

携帯を見ると真凛との着信は切れていた


その代わり色々な人の着信やメ-ルで

埋まっていた。


To 兄貴

彩姫!!

遅くなるのかならないのか連絡しろ

ああ見えて母さん心配してんぞ


私はすぐ兄貴に返事を返した。


From 兄貴

ごめん…兄貴ごめんね…

彩姫今日は帰らないからお母さんに

伝えといて。


<送信完了しました>


はあ…こんな格好で帰れないよ…


他のメ-ルや着信は

真凛・光太郎君・青葉君

博文君・翔斗のものだった…


どおしよう…

真凛には電話しなきゃ…


プルルルル♪

何回かのコ-ルで真凛に繋がった。


「彩姫!!大丈夫??

なにも…なにもされてないよね?」


「ま…まり…ん…

ごめん…ね??」

しゃくりあげてて上手く話せない

「彩姫…何かされたの…?」

「真凛…彩姫ちゃんからか??」


皆心配して家に帰ってないのか

皆も一緒に居るようだ。

「彩姫とりあえず駅前のロッテ

来られる??」


「うん…行ける」


「じゃ-待ってるね?」


「うん…いや…真凛たすけて」


「彩姫?彩姫…!?」


「先輩が…高島せんぱいが…」