(続)太陽のキミといつまでも…~黒姫×金龍総長~

しばらくして、、、




~♪~♪~♪~
俺のケータイが鳴った。



ついに来た!!




「もしもし?」


つか…あげはと聖夜俺にくっつきすぎだし…




「おお仁!産まれたぞ~!!」



「本当か!おめでとうな。でどっちなんだ?」



「女だ!俺に似てチョーかわいいんだぜ?
将来は女優だな…や、
モデルか…いや…グラビアか…」




こいつ…


相当…






「親バカ…」

ふたりも苦笑い…


と、とにかく


無事に新しい命が誕生した。




*あげはsaide*



次の日、、、
私と仁、凛、そして聖夜さんと病院へ向かった。




病室に入ると、



「「可愛すぎるー!!!」」


私と凛は真夏さんの隣にいる赤ちゃんの所に真っ先に向かった。



全てがちっちゃい。


どちらかとゆうと…
皐月似かな。


とにかく可愛すぎる!!





「真夏さんおめでとう!
皐月もおめでとうね。」



「ありがとう。皆。」


「ありがとなッ!聖夜さんまでありがとうッス!」




「真夏さん抱っこしたーい!」


「いや、俺が先だ!」



「え~聖夜さんはダメ~」


「はぁ?何でだ!?」



「だって顔恐いもん~」


「はぁ?あげは何処が恐いんだ?見るからに優しいだろ!」



にっこーっと笑って見せる聖夜さん…



こ、怖すぎるでしょ…





結局、私が最初に抱かせてもらった。




ヤバイ…


可愛すぎて…



「食べたくなっちゃう~」



「食うな!!」




皐月…ったら

本気にしてるし…笑っ




と、とにかく



夏月ちゃんおめでとうね♪




その後も皐月の親バカっぷりに爆笑したり、、



仁と聖夜さんになつかなすぎて爆笑したり、



早くも夏月ちゃんは
アイドルだった。







私もいつかこうやって
ママになれたらいいな♪♪



そして月日は更に立ち…



「いよいよ卒業ねぇ~
ついでに結婚かっ
おめでとう~!!!」

ぎゅ~っと抱きつく由衣さん。

「いったたた!由衣さん痛いよっ」



今日は久しぶりに、
由衣さんの所。



にしても、相変わらず力が強い…





あのプロポーズから1年…


そして伊坂に来てから
もう3年…



私は明日卒業する。



そして明日仁と遂に




結婚する…



そんなわけで今日は、
私の家族がわりの由衣さんと叔父さんと食事をしてる。




「で、お父さん。
さっきから何ないてんの!」




叔父さんは、
さっきから何故か本を逆さに持って泣いている。




「や、この本が感動しちゃってなあ~」



「って逆さだし…
だいたい食事中だし。
お父さんあげはちゃんが結婚するから寂しいんでしょ…」




「だっだって、、
あのあげはちゃんが卒業してしかも結婚しちゃうなんて~う~うっう゛~」





叔父さん…。




そんな泣いたら…



「叔父さん~うわあん~」




「えっちょっあげはまで泣かないの~!」





叔父さんにつられて号泣…






あの日…



由衣さんに拾われなかったら…



学校なんて通ってなかった。
由衣さんが伊坂に無理矢理入れてくんなかったら、


仁とも会ってなかった。




全ては由衣さんのおかげだ。




卒業か…。
卒業なんてできっこないと思ってた。




って…卒業。




卒業式…!!





「あー!!!忘れてた。
ちょっと由衣さん叔父さん
私、帰らなきゃ!!」




私は卒業生代表に選ばれてしまった。




そんなわけで





卒業生の言葉考えてなかったよ~汗;





あ~最悪…。。
仁との結婚しか頭に無くて

明日の重役を忘れてた。




3年生全員一致で
私に決まった。



卒業生代表…。



後回しにしてて、
ついに今まで忘れてたんだ。




「ただいま~。」



「あれ?あげはさん随分早かったですね!?仁さんは皐月さんの所でまだ居ませんよ~?」



「銀河しゃーん~
お願い!手伝って~!!!」




「どうしたんですか?
そんな青白い顔して…」




「卒業生の言葉…
考えてないの!明日は仁や沙知絵さんたちも来るんだ!だからお願い手伝って!」




こーゆーのは、銀河さんにたよるのがいちばん♪




「ハハハッそーゆー事ですか笑ッ
あげはさんが伊坂に入学して思ったこと素直に言えばいいんですよ♪
去年年の仁さんみたいに!」





「ん~ッ…」




尚更プレッシャー。
だって仁アドリブなのに
あ~んな格好良いこと言っちゃってさ~。





「んあ゛~浮かばないよ~」





考えるのいっちばん苦手なんだからッ



次の日。。。


あ~眠い…
結局朝まで考えてて眠れなかった。



「あげは~準備出来たかあ?皆写真撮るってよ!」



「ふぁ~いッ」



「随分眠そうだなッ昨日寝れなかったのか?」



「うん…だって思い付かなくって~」




「ハハハッ考えすぎだって!そんな格好いいこと言わなくたっていいんだぜ?
あげはの気持ちそのまんま言えばいいんだ。
緊張すんなよなッ」



仁はチュッとおでこにキスを落としてくれた。




フフッ仁のキスは魔法だ。



少し気持ちが楽になった。




「パパ~沙知絵さんおっはよ~!!」



気持ちが軽くなった分…
テンションMAXで皆が居る庭に向かった。





ちなみに、今では仁のお父さんをパパって呼んでる。


「ねぇちゃん~おはよ~♪」


庭に行くと真っ先に私に飛び付く美衣。


「おはよっ美衣。」



相変わらず天使だ。




「あげは、卒業おめでとうなッ」


「わっ!くっくるしいよ!」



パパはぎゅっと抱き締めてきた。


てゅか…力強いッ笑っ



「あっこのエロ親父!
あげはに抱きつくな!」



「あ~私もぎゅうしたい~」


仁の罵声も虚しく、
今度は沙知絵さんも抱き着いてきた。



「う゛~くるぢぃ~」



「おいっジジー!離せ!」



「あ?お前ジジーって言うなッ!」




だから、苦しいってば~




朝からひっちゃっかめっちゃかです…




これが池上家なんだけどね♪



「おい早くしねーと遅刻すっぞ!写真撮るぞ!」




聖夜さんの一言でよーやく落ち着き…




記念に写真を撮った。





*仁saide*


いよいよ卒業式…。
今日は、親父、沙知絵もみに来てる。


それに何故か皐月、聖夜までいる。。。


完全にこの2人浮いてるよ…笑っ




「卒業生入場…」


その言葉と共に、入場してくる。


なんか懐かしいな…
去年の俺はこの時、正直緊張して体ガクブルだった笑っ



あげはは…


3-Aが入ってきて、、
3-Bが入場…


先頭きって入って来たあげは。。



やっぱり制服1番似合ってんな~。

つかあげは、さっきまで緊張してたのに…
なんか余裕ぢゃね…!?

さすが伊坂のクイーンだ。



「あげは~」
「あげはちゃん~」

浮きまくりのお二人さんはあげはを見つけ叫ぶ…。


そんな2人を顔真っ赤にしてはにかむあげは。


そして、俺を見つけると
小さく手を降った。




やっべ超可愛いんですけど!!!





つか……


今気付いたけど…
理事長…いや叔父さん…



泣いてるし…笑っ