「あげはどうしたんだ?
寂しそうな顔して。」
「ん?だってこうやって仁たちと屋上居れんのも後少しなんだな~って…」
「あぁそうだな。
けど、俺ら毎日一緒にいんだから関係ねぇだろ?」
ニ~っと笑って、
ひそかにあたしを膝の上に座らせる。
「そうなんだけどね?
だって懐かしいぢゃん?
あたしと仁殴りあいしたんだよ!?」
「そうそう~!
あん時あげはちゃん仁の拳を避けて凄かったわぁ。」
そ、あたしと仁は喧嘩が始まり…。
まさか好きになるとは思わなかったなぁ~笑っ
「最強な女と最強な男がくっついちゃって~。
俺タイプだったのに…」
今更な事を言う皐月。
「てめえ!タイプってあげはは俺んのだぞ!つか、振られたからって機嫌わりいんだ~」
皐月は狙ってた女に振られたらしい…
だからご機嫌ななめってわけ。
この会話何度か聞いた。笑っ
本当あの時は、仁は
ただのウザイ奴でしかなかったんだよね…笑っ
「全国トップの総長さんがこぉんなに彼女にベタぼれになるなんて誰も想像つかねぇだろうな…笑っ」
「うるせぇぞ歩。
全国トップだからっていちゃついて何が悪いっ」
……仁っ。
なんか子供みたいな事言わないの…笑っ
そうそう…。
仁の大事なチーム。
金龍は、ついに全国トップと呼ばれる暴走族になったんだ。
余計な喧嘩は絶対買わない。
仲間を売るような事は勿論厳禁。
シンナー、薬物厳禁。
そんなルールを守らない奴は居ない。
それは、仲間を誰よりも大事にする仁や歩皐月が居るからこそだと思う。
仁がチームの事を大事にするように、金龍の奴等全員がこのチームを誰よりも大事に思っているからだ。
*仁saide*
昼休み。。。
やっと2人の時間。。
っつっても、あげはは俺の膝の上でスヤスヤ眠ってる。
この寝顔やっぱ何度みても飽きねぇな…笑っ
やっぱ俺、キモイよな…笑っ
頭はってる奴が、
彼女の寝顔を1人ニヤニヤ見てるなんて…。
ま、それでも俺は辞める気ねぇが…笑っ
俺はきっとコイツが居たから…
大事な奴が居るからこそ、
全国トップにまでなれたんだと思う。
あげはのお陰だぜ…。
あと1つ俺の夢叶える為に、頑張らねぇとな…
まだ言わねぇけど。
放課後。。
今日は集会の日。
あげはは由衣さんの所に行くらしい。
集会の日は全員正装。
幹部は紫の特効服。
そして俺のは金色の龍…
一応チームを背負う意味で背中に刺繍をいれた。
これを着るといちだんと気合いが入るんだ。
「やっぱ仁の特効服姿は格好いいな~。」
部屋で着替えていると、
チラッと壁から顔を出してそう呟くあげは。
「その顔で覗くな笑っ
照れるだろ…」
上目遣いで、んな事言われたらたまんねぇ…笑っ
集会前にあぶねぇあぶねぇ…笑っ
俺等の溜まり場である
倉庫に着くと、すでにチームの奴等が集合していた。
「総長こんばんはっす。」
「うぃーっす。」
俺が着くと、必ず挨拶をくれる。
その瞬間頭だという意識がまた高まるんだ。
最初はなかなか旨くいかなかった。
チーム内で争いもあった。
俺もいきがって、力だけで支配しようとしてたからな…。
ま、それもこれも
歩、皐月がずっと支えてくれたお陰だな…。
「よぉっ総長さん」
「わざとらしくさんづけすんなよ…歩。」
「だって全国トップの頭だし?」
「んなの関係ねぇよ。
お前らだって頭みてえなもんだからよっ!さんきゅうな…」
「んだよ…なんか仁気持ちわりいぞ!」
皐月…気持ちわりぃゆうな!
歩、皐月と出逢ったのは中学ん頃…、
3人共、喧嘩ばっかに明け暮れて何度もやり合った。
実は、歩とは1番張り合ってた。
そのうちに、つるむようになって俺等の居場所…
金龍を作った。
ま、聖夜の影響も充分あるけどな…
だから俺が頭かもしんねえけど、3人で作ったチームだ。
そんな大事なチームだからこそ、いつか全国トップにさせたかった。
誰もが仲間を大事にできるチーム。
そしてそれぞれの居場所にしてほしいから…
「総長~!全員揃いました!」
「おぅッ!っし歩、皐月行くぞ!」
「「おう~ッ」」
倉庫の外には、真司を先頭に整列していた。
ざっと数えて350人。
今日は全員集合だ。
初めの頃は30人程度…。
真司はその頃の一番下っぱだった。
いちばんコイツが問題だったな…。笑っ
だけどコイツにはいろいろ気付かされた。
なんつぅかあげはと何処かにてるかもな…。
誰も信用してなくて、
仲間を売るようなこともしたこともある。
けど、今ぢゃ下っぱの奴等をまとめるまでになった。
今回も、何度か乱闘があった。
けど、真司も随分活躍してくれた。
俺は、コイツには力もある。
そして、信用もある。
俺等が引退したらコイツに任せようと思ってる。
俺の夢の1つ。。
全国トップになる事、、
それを一緒に叶えてくれたコイツ等は最高な仲間だ。
「今日は全員いるみてえだから、お前らに伝えておきてえことがあんだ。」
「「なんだ??」」
まぬけな顔で、?を浮かべる幹部2人。
「皆の知っての通り、
金龍は今全国トップになった。最近入ってきた奴等は当たり前に感じるかもしれねぇけど、俺等金龍も最初は半端なチームだった。
でも、ここまでになったのは歩、皐月は勿論…
真司、お前のお陰でもあんだ。」
「そ、そんな事…」
ちょっと照れくさそうに、顔をぽりぽりかく真司…
真司の癖だ…笑っ
「照れんなよ…笑っ
そんな訳で俺の夢が叶った。まずは礼を言う…。
」
「何かお前引退するみてえじゃんかよ…きもちわりいぞ~。」
爆笑しだす皐月…。
ま、半分当たってるんだけどな~。
「皐月、正解だ。
たまには頭いいんだな~。
俺の人生に金龍は大事なチームだ。勿論お前等もすげえ大事だ。
それとおんなじように、
俺には命かけれる大事な奴あげはが居る。
そいつを守るために、
俺はあげはと結婚する。
その夢を叶えるために、
俺は金龍を高校卒業したら引退したいと思うんだ…」
俺のもう1つの夢…
あげはと一緒になること。
そして、家族を作る事…。
「…総長!!そんな事聞いてないっすよ!」
「総長あっての俺等金龍ぢゃないっすか~!」
「お前等ざわつくな!!!
……ま、結婚っつうのはびっくりだよな…笑っ
けどな、俺も、皐月も考えてる。
お前等んな半端な奴等じゃねぇ。お前等だけでも充分やっていけるんぢゃねえかってな?」
歩…。
「まぁな~。
俺もな実は飛龍に誘われてんだ。
今の金龍は充分つよい。
力だけぢゃねえよ?
だからその金龍をお前等に託したい。
」
皐月、聖夜に勧誘されてたなんて初耳だ…笑っ
まぁいいか…笑っ
「っつう訳で…
残り半年俺等幹部は命かけて金龍をしょう。
勿論ずっと金龍は俺らの大事な仲間だ。
」
「総長…。」
「っし…そろそろ走るぞ!
お前ら気合い入れて頼むな!」
「はいっ!!」
「うッス!」