自分の質問に対する答えだと分かると納得しました。しかし。


(いや、それでもやっぱり警戒した方が……ま、いっか)


イクトはそう思いましたが、ケイトは絶対に理解はしてくれないでしょう。


「この肉うまいな。こんな森の中で食べられるとは思わなかったよ」


既にケイト同様にモンスター達と馴染んでしまったユータは、とてもご機嫌な様子でした。

その時イクトはその時ふと疑問を抱きました。


「そういえばそのお肉ってどうしたの? 森の中だし、そんなに動物もいない様子だし」

「同じように助けた女の子が持っていた……って、木のおじいちゃんがさっき言っていた」

「……お前、モンスターの言葉も理解出来るのか!? すごいな」