「モンスターの気配がしたから来てみれば、何楽しくやっているんだよ。俺も呼べって」

(何で僕の周りはこういう“バカ”ばかりが多いんだろう)


イクトは額に手を当て、溜息を吐きました。

とにかくケイトは無事だという事だけが分かった事が唯一の救いでした。

モンスターもユータやイクト達が襲わないと分かったからなのか、

安心しきって食事を再開しました。


「お腹がすいていた所を助けてもらったのが少し前」

「え?」

「抵抗はなかったのか、って聞いてきたから答えただけ」


突然のケイトの発言にイクトはやや戸惑いましたが、

自分の質問に対する答えだと分かると納得しました。しかし。