ゾクゾクっと悪寒を感じ、自分の体を抱き締めながら軽く身震いしたあたしに、


「さぁ。
冗談はこれくらいにして…。
行きましょうか?
緑川さん」


山本くんは、口元を引きつらせながらニヤっと笑った。


ひぃぃ!


冗談だったんだ?


ううん、その前に――…


山本くん!


その笑顔、ある意味反則!


思いっきりホラーだから!!