――と思ったら…


あたしが受け取る前に、それでパコっとあたしの頭を軽く叩く。


「オレを心配させた罰。
これが、全部出来るまで寝させない。
もちろん、オレの監視付き」


「…は…
はぁ!?」


「何驚いてんだ。
当然だろ?」


いぢわる王子は、冷ややかな視線をあたしに落としてから、甘さを滲ませ華やかに笑った。


「場所はもちろん、おまえのベッド」