「//////」


顔がさらに、ぼわわっと熱くなる。


「紗衣?」


いぢわる王子が心配そうにあたしの名前を呼んで


「すぐに帰ろう」


あたしの肩に手をまわし、抱き寄せるようにして、本屋さんの出口に向かって歩きだした。


…っ
いやっ…
ちょっと待って!