喫茶店。



一番奥の


2人用の席。



ここが


私たちの特等席だったね。



2人で


ふざけあったり

相談をし合ったり

恋バナしたり…



気づくと…



2人で

静かに涙を流していた。



「ごめんね…佳奈…うぅ…ごめんね…」


最初に口を開いたのは

真美だった。


「謝らないで…?
…何か…事情があったのかも…しれないね。

私の方こそ…ごめんね…
今まで…あからさまに避けちゃって…」


お互いの声を聞くと


いっそう涙が出てきた。


「…真美ぃ…話…聞かせて…?」


真美は俯きながら

小さくうなづいた。