『どんな姿でも・・・と言ったのは お前。』
奴の言葉が響く。
確かに そうだ。
俺が言ったんだ。
どんな姿でも彼女を愛する自信があったから。
でも 俺は彼女を信じずに 殺した。
わざわざ会いに来てくれた彼女を殺した。
いや、もっと酷くした。
が正しいだろう。
元々 死んでいたのだから。


それから 彼女が毎日夢に出てくる様になった。
ずっと こっちに来て。
と言われている。
半年間くらい それが続いているのだ――――――。



思い出を振り返りながら重い身体を起こす。
さて―・・・・
学校行くか。
俺はまだ高校3年生なのだから。
とりあえず 学校に足を運んだ。
学校に ついたのは6時だった。
(早・・・・)
俺は何処からか学校に入れる場所を探した。
見ると窓が開いていた。
校舎の中には一人の女がいた。
恐らく その女も窓から入ったのだろう。
俺は 窓から入り女について考えた。

俺は嫌な時間に目が覚めたのと 家に居たくなかったから学校に来た。
じゃあ あの女は?
どうして こんな時間に?
不思議に思った俺は女を探した。
しばらくすると 前に女がいるのに気づいた。
「£∞∴%♂&#♀@*§℃¥*$」
女は訳の分からない言葉を唱えている。
何をしているか分からなかったため そのまま女を見つめたままだった。
女は長い言葉を唱え終わると 両手でパンッと手を合わせた。
そして その手を離し 前を向いたまま
「で。私に何か用か。」
と俺に聞いた。
女は俺の存在に気づいていたらしい。
「あ・・・お前窓から入ったんだろ?朝早くから何してんのかなって・・・・」
思った事を そのままに伝える。
すると 女はこちらを見た。
黒い真っすぐな長い髪にツリ目。
だが 可愛らしく大人っぽい雰囲気ももっていた。
俺は彼女に見とれたまま立ち尽くしていた。