あなたは私とずっと一緒にいるって言ってくれた。
だから 来て。来てよ。

「俺はそっちにはいけない・・・。」

どうして?
一緒にいるって約束・・・破るの?

「だって お前はもう死んでるじゃねぇか。」

だったらあなたも来ればいい。

「や、やめろッ離せ!!」

ふふ・・・・
こうして首を絞めれば一緒になれる?

「や、やめろ、ぁ「やめろぉぉぉぉ!!」」

自分の叫んでる声にビックリして起きる。
AM4:00
電子時計が時間を表している。
「ハァ・・・・夢か。にしても嫌な時間だな。」
時計を見て ため息をつく。
今の夢に出た女は俺の彼女。
去年、友達と旅行に行くと言って 雪山の別荘に泊まりに行った。
女3人での旅行。
オーナーは留守にして親戚の彼女の友達が留守を頼まれたそうなのだ。
あの時 俺が彼女を止めていればーー・・・・
どのくらい そう思っていただろう?
あの日からは 眠れない夜が続いた。
その時は彼女の夢は見ていなかった。
だが ある日。
誰か 知らないヤツが夢に出てきたんだ。
『彼女と会いたいのか?』
夢の中で泣いていた俺は コクリと頷いた。
『そうか。ならばー・・・・』
逢わせてやる。
奴はそう言った。
ただし
『死んだ姿でも良いのならーーー。』