昔から・・・光里の事は


幼なじみとして好きだった


ガキの時は それ以上に


思った事もあったかもしれない


でも・・・今は


「・・・そっか わかった」


「謝るのは俺の方なのに・・・」


「いいよ! 私 1回家戻るね?


こんな顔じゃ・・・学校行けないし」


「わかった」


光里の今の顔は 涙で濡れていて


化粧が落ちかかっていた


「少し遅れるって先生に言っといて?」


「ん・・・」


光里は 公園を出て家の方に


向かって歩いていた


きっと・・・1時間ぐらいは


来ないだろうな


たくさん泣いて それから


あいつは元気になるから・・・


腕時計を見ると 7時5分前


学校・・・行くか


俺も公園を出て 学校の方に向かった


ふと 見上げると雲1つない


青空があった


すげー・・・いい天気だな


少しだけ 気分がスッキリしたような


気がした