どうでもいい存在なんて


思ってない


「・・・違う」


「なら 今の未憂ちゃんの


気持ち 言わなきゃだよ?


気持ちって言うのは


言葉にしなきゃ伝わらないんだから」


言葉にしなきゃ・・・


伝わらない


「私は 未憂ちゃんの事


大切な友達だって思ってるから」


「・・・光里」


光里の言葉で 励まされた気がした


でも さっき湊君に嫌われたし


「光里・・・と未憂?」


ドキン


振り返ると 湊君が立っていた


なんで・・・ここに?


「私が呼んだの 2人でもう1度


話し合いな?


湊 あんた私の友達 振ったら


許さないからね!」


そう言って 光里は廊下を歩き出した


思わず俯いてしまう


ドキン ドキン・・・


「・・・さっきは ごめん」


「え?」


突然 湊君が謝ってきた