・・・数日後


未憂の噂は なくなった


少しだけ安心出来た


何も変わらない毎日が


過ぎて行った


俺はまだ・・・未憂に言ってない


諦める事を


このまま好きになったら


いけない気がするから


教室を出ると 廊下に立っている


未憂が居た


「・・・未憂」


「あ 湊君」


ドキン


「あのさ・・・ちょっと


話あるんだけど」


「? いいよ」


無邪気な笑顔で そう言った


俺と未憂は 人気のない


階段のおどり場に向かった


「・・・何?」


「・・・未憂 俺・・・


お前に言わなきゃいけない事が


あるんだ」


「?」


「俺・・・今のままじゃ


お前を好きになれない」


「え?」