教室に入って席につき
すぐに眠りについた


ー“「ゆうな」”


誰かが私を呼んでる?


“「来いよ、ゆうな」”


一瞬だけ光を見た気がした


「――…ヒロト」



この時私は
自分がこんな寝言を言いながら
泣いているのも知らずにいた