「ところで本日は月曜日ですが良汰様、学校は?」
「あっと…今日はサボり……って、何で俺が高校生だって知ってるんだ!?」
言ってないはずなのに…
や、見れば分かるかもしれないけどさ。
「夢見屋ですから」
「いや、意味わかんねぇよ!」
「細かいことはお気になさらず。それよりサボりはいけませんよ?ちゃんと学校へ行かないと」
「オカンか」
「僕は真面目なのです」
「金髪少年に言われても……」
俺はアランの髪を撫でる。アランの身長が低いから楽勝だ。
…それにしても綺麗な金髪だな。
「これは地毛です!…もうっ。僕これでもしっかりしてるんですからね」
「初っぱなから噛んだ奴が何言ってんだ」
「うっ……あの事は忘れて下さい」
恥ずかしがるアラン。
あの時はわざとらしすぎる方法で誤魔化していたくせに…
正直、あの誤魔化し方する奴初めて見た。そっちの方が恥ずかしいだろうに。