「ばかぁ~!ばか聡っ」

叫びながら聡の胸に頭をグリグリ押し付ける。


「ちょ!
茉莉香っ!やめろっ!
本当にやめろっ!」

何故だか本気で焦る聡。

だけど、
両想いとわかった今、
私には何も怖い物はないっ!




「聡~…」

「あんな…茉莉香。」

ゆっくり身体を離されて頭上の聡をじっと見る。


「お前は、この森の中…
犯されたいのか?」

真顔で聞かれてみるみる顔が赤くなる。


「あ~あ~、
そうゆう反応がズルい。

本当に犯すぞ?」

思いきり首を振ると
聡は真剣な顔をして

「そこまで否定されたら、
それはそれで
悲しいんだけど…」

と、苦笑した。