混乱する頭で
状況を整理する。

「っえ?付き合うって…

私と、聡が?」

「それ以外、誰がいんだよ。」

「っえ?なんで?
いつから?」

頭にいっぱい広がる疑問符を聡が一つずつ片付けてくれる。


「なんでって…そりゃ
好き同士、
だからじゃねぇの?

いつは、
俺が隣のクラスの女子に告白されたのが悲しすぎて、
お前が授業放棄した日。」


「っまっ、待って!

好き同士?同士?」

頷いた聡を見てみるみる顔が赤くなる。


「さ、さ、聡も…

わたしがすき?」

自分で言ってて
照れくさくて
顔を沸騰させながら聞いた。


「あぁ。」

聡は
なんの躊躇もなく頷いた。


「えぇ!!」

「えぇ!!って…。

こっちこそ、
えぇ!!だ。

お前は付き合ってもねぇ男と祭行ったり
二人きりで遊ぶのか?え?」

急に顔をしかめた聡。


だけど、
全然怖くない!!!!


だって……




「じゃ…じゃあ…

両想い、なの……?」

「何を今更……うわっ!」


思いきり聡に抱きついた。