「ホント助かったよーありがとっ!」
「いいって。夜の街は怖いでしょー?」
「あははっ」
竜と藍が楽しそうに話している中で私はさっきまで
竜の隣にいた男のことを考えていた。
「竜」
「ん?」
「あの…さっきの男の人…いいの?」
「んぁ、いいのいいの」
「え?」
「あそこで家近いから」
本当?
「そっか」
「うん」

「はいっ着いたよー」
「ん。竜にぃサンキュ♡」
「どいたまー(笑)」
「ばいばい」
「ぉう!蓮」