正月が終わって、


裕太が札幌に帰り、



高校受験に向けて、



追い込みをかける時期がきた。




私は、あの日の出来事をハルに報告した。



話を聞き終わったハルの目からは涙が流れていた。



ハルは自分のことのように泣いてくれた。



「よかったね!ホントによかったね!」


こうやって何度も何度も祝福してくれた。



やっぱりハルは親友だ。