オレが言い終わると彩は泣いていた。


「でも、遠いんだよ?なかなか会えないんだよ?」


「ちゃんと会いに来れるようにするし、毎日メールも電話もする。

オレじゃダメかな?」



「ダメじゃないよ!
むしろ私じゃもったいないぐらいだよ。」


涙を拭きながら、彩は笑って言った。


「こんな私でよければよろしくお願いします。」