「あのさ、オレらってさ、オレが一目惚れしたってことで、出会ったじゃん。

でもそれって3年前の彩だったんだ。

だから3年前はもういない。

でも、オレは今の彩にも出会って、惚れたんだよね。」


彩は目を大きくして、オレを見た。


「札幌と川崎っていう遠い距離でも、
たとえ相性が15%でも、
おみぐじで近距離の方がいいって書いてあっても、関係ないし。

オレはそれでも、彩が好きだから、


その、付き合ってほしい。」