オレらがホテルに荷物を置きに行くと言ったら、


彩はオレらについてきて、ホテルのロビーで待っていた。



ロビーで、待っている彩に気付かれないように、オレは彩の背後に行き、


彩の目をふさいだ。


「誰だ?」


「裕太?」



さすがにすぐにバレてしまった。


でも、その後なぜだか2人で笑い合っていた。



彩の笑顔が、


とても眩しかった。