その時だった。


ウチと友のケータイがほぼ同時に鳴った。



ウチは彩から。


友は多分裕太くんから。



彩は、泣きそうな声で、話した。



『もうどうしたらいいのかわかんないよ。』



そして、彩は、


『ハル、私告白する。』


そう言って電話を切った。




頑張れ彩。