『公園のバスケのコート。』



友は、電話を切ってから5分もたたない内に来た。



「話って何?」


「そうピリピリすんなって!」


「別にピリピリなんてしてないよ。」


ウチは、まだ強がっていた。


「新年早々バスケとは、ホントにバスケ好きなんだな。」


「うん。でも・・・」


言いたいことが言えない。


友が好きだって言えない。


前は言えたのに、友が川崎にいた時は。