…大丈夫……。



あの時、先輩は

「いつも真弓、真弓言ってるの。大丈夫よ！自信持って！」

って言ってくれた。





「亮あのね、あたし亮の事が小さい頃から好きだった、付き合って下さいっ！」


言った…。



…とうとう、あたし言っちゃったよっ！


恥ずかしーい…。



でも何だか胸が楽になった。





「俺も…俺も小さい頃から好きだった…」



ビックリして亮を見上げた。


「…何だよ、そのビックリしたような顔。てめぇから告ってきたんだろうが」




「ほんとぉ亮…？」


「…あぁ」


「付き合ってくれるの！？」


「あぁ」

「…てか何度も同じような事聞くなよ」



「…ヤッタァーッ！！！」

嬉しいっ、嬉しすぎる！



亮はそんなあたしを笑いながら見て

「ほら、帰るぞ」

って言って手を差し延べてくれた。




「…うんっ！」

あたしはギュッてその手を握った。