まだあたしにはチャンスはあるって事だよねっ!



「じゃあ、あたしはこれで。バイバイ、三浦くんと真弓ちゃん」



「…あっはい、さようなら!」


「じゃあな」



…ん……?

何であたしの名前を知ってるの…!?



そう思ってたら先輩があたしに顔を寄せてきて耳元で囁いた。








「…それって本当ですか……?」



「本当よ」


ニコッと微笑みながら先輩は帰って行った。



性格も顔も良い綺麗な先輩がライバルなんかじゃなくて良かった…。




よしっ、亮に女の度胸を見せてやろうじゃないの。



なんて、こんな顔じゃあね…。



鏡見たいなぁ…。



「…おい早帰るぞ」




……………女は度胸…。



「…早くしろよ」




「…ちょっと待って!」