中2の春
新学期を迎えると
なっても、私の心は
曇っていた。
だって仲の良い友達と
離れるし…
それに好きな人も
違うクラスやったら…
最悪の一年間やぁあん!!!
心の中であーだこーだ
言ってるうちに
学校の門の前まで
来ていた。
久しぶりの顔が
いっぱい見える。
みんなが見ているのは
技術室に貼られた
クラス表だった。
私も嫌な顔をしながら
見に行った。
「………。」
最悪。
仲の良い友達いないし
好きな人も違うクラス
鬱、鬱、鬱、憂鬱!!!
テンションがマイナス値を
示している。
「ホンマありえへん!」
「ほんまそれ~」
友達と教室に向かいながら
ずっとそのことばかり
喋っていた。
その友達とも
手を振り、自分の
教室に入った。
二年五組…
孤独……。
誰も友達いない…
自分って寂しい子
そんなとこを思って
いたら、唯一
一人だけ知ってる
友達がいた。
「沙弥~!」
私の名前を呼んでくれたのは
一年の頃、クラスは
違うかったけど、
仲良くしてくれた
和奈だった。
「和奈やん!一緒のクラスなれて良かった~」
友達はホントに
和奈しかいない五組
だったけど
気になる子はいた。
一年の時友達の
ゆいからちょっと
話を聞いた程度で、
あんまりよく知ってる
わけじゃないけど
(山本 優)と言う男の子で、私と同類の”オタク”らしい。
私はアニメをこよなく愛する
いわゆるアニヲタ。
話あうんじゃないかなって
ずっと思ってた。
二年になって
クラス一緒になれたから
多分仲良くなれる気がする!
楽しい一年になるといいな…