「センパイ・・・・」


「なに?」




何を言う??




ちょっと、反応を楽しんでいるあたしがいた。





「わかりました。じゃぁ俺がもっと大人な男になったら、付き合ってくださいね。」






・・・・・・・・・・・・・・は?










あたし達は二人して驚き顔を見合わせた。




「いや、それとこれとでは話が」



「ごきげんよう。お二人とも。」





あ―――・・・今日は朝からかったるいなぁ



ってかもう泣いてもいいですか?





あたしの穏やかな平穏な朝は何処へ〜?






「おはよう、香坂さん。」



「おはよう。」



「ふん。あなたになど挨拶はしていません。ごきげんよう、志緒さん。秀明くん。」





あたしと志緒が香坂さんに挨拶をするとあたしだけ、怒られた。




本当に意味わかんないんですけど・・・・・




あたしがハハハと苦笑いしていると





「俺のセンパイに何冷たくしてんすか。」




橘くんがいつもより低い怒ったような冷たいような声で喋った。






こういう声とか表情を芝居に生かせられればいいのに。




心の中でため息を吐いていると




予鈴がなり、廊下にいた生徒も教室に入ってきた。