「ヤ、ヤキモチ?!あなたね、何か勘違いしてない?」


「勘違いなんてしてませんよ。あ!こんなことしてる場合じゃない。俺雪センパイのところに行かなくちゃ!!」




そう言うと、丁度一時間目が終わるチャイムがなった。



ラッキー♪
このままセンパイのところに直行だ。



「じゃ、志緒先輩また後で。」




そう言い残し、俺は3年生のいる一階目がけ一目散にかけていった。










「あぁ、何て救いようのないバカなの?よくあれで今まで何股もかけれたうえに口説けたわね。もう何があったってあたしは知らないわよ。」



と、ため息混じりに先輩が言ったのも知らずに俺はすっかり有頂天になっていた。