あの後、送っていくのも断られ一人トボトボと家に帰った。




「ただいまー。」



って、誰も返事は



「おかえり〜♪」



しないはず・・・・・??!




ちょっと待てよ。
俺は一人暮らしのはず。



その上、最近はセンパイしか見ていないから女は連れ込んでないのに!



玄関には俺の靴と
女物の靴が・・・。



取り敢えず恐る恐る中に入ってみると




「あ、やっと帰ってきたね。待ってたよ。橘君!」


「もー、脅かさないで下さいよ!」



中にいたのは志緒先輩だった。


ソファーでくつろぎながら俺の



「ギャーーーーー!!!」


「何よ!ビックリするじゃない。」


「何見てるんすか!」




志緒先輩が見てたのは
雪センパイのアルバム。



恥ずかしくてバッと奪うと



「もう隠しても意味ないわよ。あ、ちなみにエロ本も見ちゃった。橘君て、ホント雪に嫌われるタイプだわ。」




そ、そんなはっきり言わなくても・・・



今言われて凹んで帰ってきたっていうのに。




「それで、どうだった?初デートは。」