いきなり黙ったあたし。 沈黙が耐え切れなかったのか分からないけど、悪口を言い出す繭ちゃん。 「あのさっ」 そんな繭ちゃんを、優花ちゃんがさえぎった。 「…帰る」 怒ったのか、それとも何かあるのか。 前者の気がするけど、とにかく繭ちゃんは、バッグを持って裏から出ていった。