小さい彼への『好き』でぱんぱんだった風船。


そこに、突然の告白。


針でさされて…なくなった。


どこかに、飛んでった。




まわりの目?


…しらない。


ぼーっと、木みたいに立つ。


「はるちゃん」


どこも見てない、あたしを呼ぶ声。


「千春…」


「どうしたの?」