まっすぐに、あたしを目を見つめる古谷くん。 初めて感じた、想いの強さ…。 「…返事は今じゃなくていいです。っつーか、今はやめてください」 早口で言って、背を向けた。 ゆっくり、視界から消えた。 カップに入ったイチゴのアイスは どろどろに溶けていた。