「…先輩」


何を食べようかみんなで話し合って、みんなで笑いながらアイスを食べる。


その時、うしろから声をかけられた。


「…古谷くん?」


振り向くと、まだ心配そうな顔の古谷くんがあたしの後ろにいた。


真剣な瞳が、あたしだけを映している気がして、少し怖い。


「…こんなときに言うの、どうかなって考えてました。

でも、泣いてた先輩見て…抑え切れなくて…」