たった一言で、 ぱりぱりだったカップラーメンに、やっとお湯が注がれた。 ――――― ―――― 『まもなく夢見駅―夢見駅―』 1時間ぐらいして、駅についた。 お湯が入った麺は、ちょうど食べ頃。 「またね!」 駅をでていく男子に、軽く手を振る。 そのまま、駅にある小さなアイスクリーム屋さんに足をのばした。