「遥ーっ」 みんなの声が聞こえた。 「…さよなら…」 すべてを消すように。 走って、学校の外にでた。 学校と離れて、みんなと縮む。 大箸くんと離れて、現実にもどる。 「くるしいよ…」 心が、だれかに握りつぶされてる気がした。