「ヒトメボレでしたから」 「こんな幼い顔に?」 お姉ちゃんだって、と足を蹴るのをわすれない。 ヤバイ、と思ったけど、大箸くんが吹き出したからいいや。 結局あたしは、大箸くん中心にまわっているんだ。 「さてと。おジャマみたいだし、帰るわ。 また遊びおいで」 パフェのお金を置いて、ぽんぽん、とカレの頭をなでる。 からかってから、家に帰っていった。