甘いアイスとクリームに混じって、 隠された酸っぱさ。 「イチゴは恋の味…。遥も味わった?」 イチゴを見つめたお姉ちゃん。 あたしも知らない恋を、たくさんしてきたんだろうな…。 「…遠いし、ね」 「電車で1、2時間だっけ? よく来たね、遥なんかの為に」 わしわしと大箸くんの頭を掻き回す。 なんとなく嫌そうなのに楽しそうな大箸くん。 おもしろい。