「泣くなよ。無理なのは分かってる…年下、だもんな」


無理にそう言って、笑おうとする彼。


そのまま、立ち上がろうとした。


「…待ってっ」


確かに友達は、年下は恋愛対象外っていう…。


だけど。


あたしは……。


彼との、少ないようで充実した思い出。


一瞬でよみがえってくる。