次々と、たくさんの学校が帰っていく。 西林も会場をでた。 きっと、大箸くんはもうココにはいないんだろうな。 少し、喋りたかった。 おめでとう、って伝えたかった。 あたしたちの歌、ちゃんと届いたか知りたかった。 学校が違うと、それは叶わない夢? ふと、まわりを見ると、みんなはドアの方に移動していた。 あたしも、急いで荷物を持って追いかける。