―――……

ようやく真裕の質問攻めが落ち着いた頃は、食事も終わっていた。


「不思議なお肉だったね」


「普通のラム肉だ」


「みゃっ…」


どういう驚き方だ。


しかし最大の難関はこれから。

質問攻めなど軽いものだった。


「かっくんねむい」


真裕がそんなことを言い出したのは、それから間もなくしてのこと。

こいつはものを食べると眠くなるという子供体質。

想像はしていたものの…。


「風呂入ってくれば?」


「うんー………はっ」


…今度はなんだ?


「……かっくんここお風呂じゃないお」


「風呂だわバカ」


さっき言ったばっかりだろうがよ…ったく。


「どうしてトイレの横に箱があるの?」


「それが風呂だ」


「…………わんちゃんの?」


ハア…。