―――……
そしてそれから一時間。
本当にぴったり一時間で着いた。
…野木さんすごい。
「琥珀、梨音、だいじょぶ?」
「きゅん?」
きゃ~~~んっ可愛い!
大丈夫なんだね大丈夫なんだねっ❤
「溶けてないで早く連れてこい」
「はい…❤」
だってかっくん、可愛いじゃん。
ほら見てごらんよー。
甘えたさんの梨音を抱っこして、琥珀はひもをつないで飛行機を降りた。
「わはー…! 帰ってきちゃった」
とても頻繁にこのヘリポートに通ってたのはほんの数か月前まで。
それでもなんだかすごく懐かしく感じた。
「まっひろーーーっ!」
「……は?」
「あ」